今年最初の山行。
白嶽、有明山、御嶽、城山、龍良山・・・・
どこから今年をスタートするのか考える。
1月3日で土曜日。結構、山は賑わう予感。
ならばと、一番静かそうな御嶽を選ぶ。
登山口に着くと車が2台。
御嶽にしては珍しい。
急坂から始まる御嶽の登山道は、すぐに体が温まる。
4日前に、多良山系を距離10km、標高差1300m、6時間半歩いているので、
なかなか体の具合がいい。
体は温まるが、一枚脱ぐほどではなく、冷たさが心地よい登りである。
中腹のお堂に着くと、ホースから出てくる湧き水が凍っている。
はねた水が少しずつ凍って行ったみたいで、自然の芸術に見とれる。
お堂を過ぎると、3世代の家族が下山してくる。
高齢の方も元気に歩いていた。
正月となると、地元の方が詣でたくなる場所が御嶽である。
分岐点に着き、平岳を目指す。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら、自然林の道を歩く。
いつ歩いても気持ちがいい道だ。
平岳の一等三角点を過ぎ、ドウ坂からの登山道に合流する藪道を進む。
時折、鹿の白い尻が見え、こちらに気づき逃げていく姿を目にする。
ドウ坂からの登山道を戻り出すと、また静かな林の中を進と、
やがて、元の場所に戻る急登が来る。
この急登は、10分ほどであるが、なかなか登りごたえがある。
この急登は対馬の山で一番の鍛錬どころだと思う。
ここを登ったり下ったりすると、いい鍛錬になりそうだ。
その後、御嶽側に戻り、静かな道を歩く。
途中、大きなサルノコシカケがあったのだが、木からはぎ取られていた。
その成長を密かに楽しみにしていたので、ちょっと残念である。
静かな道を歩いていると、右山腹から野生動物のうなり声が聞こえてきた。
そういえば、前回、ここを歩いた時も同じような声がした。
御嶽に生息する動物から推測すると、考えられるのは2種類。
ひとつはツシマヤマネコ。
確かに、猫が威嚇するときのうなり声にも似ている。
しかし、家猫の声より、少し野太くて、低い。
もうひとつはイノシシ。
ただ、イノシシが威嚇するとき、唸るのかどうかは定かではない。
その他は考えられなく、またそれが怖い。
とりあえずこっちの存在に気づいてもらうように、声や音を出したり、
声がする方向に石を投げてみたりする。
得体が知れないというのは、気味が悪いものである。
しばらく進むと声はしなくなった。
その後は、御嶽で昼食をとり、下山した。
声にはびびったが、静かな歩きを楽しめた。
冬はこの道にまた来たくなりそうだ。
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