登山道に入る道から遠望する五家原岳
今日は家族が全員忙しい、朝からみんなそれぞれの用事に散っていった。
と、家に残されるのは私だけ。
折しも、サッカーW杯、日本VSコートジボアール戦が午前中に控えている。
サッカーをテレビで観戦するか、山に行くか。
性分上、家にじっとしていることはできないたちなので、やっぱり山に行くことにした。
夕方まで時間があるので、いつもと違うルートでじっくり歩くことにする。
選んだコースは、黒木から五家原岳を周回するコースだ。
五家原岳は、頂上まで車で上がることができるので、山頂がちょっと興ざめする面もあるのだが、登山道が素晴らしい。
幽谷深山の趣を感じさせる道、明るい日射しがまぶしい林の中の道、
石がごろごろと積み重ねられたような道、冷気の心地よさに顔もほころぶ沢沿いの道など、
さまざまな眺めと道が移り変わっていく。
登山道に入ってすぐの場所に砂防ダムができたり、途中の登山道が長い林道に出たりして、
以前ほどの魅力はなくなったが、わかりやすい標識等があるので、それに従って歩けば迷うことはない。
以前の道を知っている人は、新しい林道を歩く距離の長さにちょっと驚くかもしれない。
「小さな粘土質の小道を駆け上ると、大きな一枚岩に出て、その後、心地よい登りの小道を進んでいくと、ふいに林道に出る。」
その道がまるでなくなっていた。大きな一枚岩が分断されて、新しい林道に変わっていた。
ちょっと残念な思いで歩く道でもあった。
登山道に戻り登っていくと、横峰越に着く。
山登りをしたくて初めて買った本にこの横峰越の写真が載っていた。
この写真。
分県登山ガイド 長崎の山 山と渓谷社
この写真に憧れて山に繰り出したものだった。
今の横峰越。
横峰越から五家原岳までの道も変化に富む。
が、ここからが急な登りが出てくる。
息を切らして山頂へ。
今日はガスがかかっていて眺めなし。
その後、中岳、金泉寺、多良岳を経て、久しぶりの座禅岩へ。
遠望は聞かないものの、やはり幸せな気分になれる座禅岩である。
四季折々の景色が目の前に現れてきそうだ。
7時間近くの山歩き。
これくらいの歩きになると、楽しく元気が出てくる。
長い距離を歩くことが山を楽しむ秘訣だなあと感じた。
久しぶりによく歩いた。
心地ちよい疲労感に包まれた夜は、目を閉じると昼間の音や景色が蘇ってくる。
余韻を楽しみながら、眠りについた。
あっ、そよ風姉さんが、6月はヤマボウシがいいよと教えてくれていたことを下山路で思い出した。
九千部岳は見頃の今だ。
まあ、帰る飛行機の時間を考えると、こっちが長く歩けたし、対馬よりも静かな山だったからいいとしよう。
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