目が覚めてから、山に登るかどうかを決めることとし、昨夜飲み会の後、床についた。
朝、目が覚めたのは8時過ぎ。
やることもいろいいろあるし、どうしようかと迷いつつ、外を見る。
雲が空一面にあるが、晴れである。
う〜ん、行っちゃうか。
車で白嶽に近づくに連れ、雲は少なくなっていく。
登山道に着くと、車が一台駐車してある。
んっ、この車は見覚えがある。
見覚えがあるのは、知り合いだからではなく、ネットで拝見し、
この車の持ち主といつかお会いできればと切望していたからである。
初めての出会い、ゆっくり、岩のテラスでお話させていただければいいなあと思いつつ、歩き始める。
歩き初めて30秒・・・山壁で見えない先から足音がする。
ん、イノシシ?鹿?人?
ほどなく、足音の主が姿を現した。
お互いあいさつを交わした瞬間、ピンと来る。
「visionさんですか?」
「はい、ゆいまーるさんですね。」
やはり、そうだった。
対馬に転勤になり、対馬の山を楽しんでおられるゆいまーるさんだ。
お互い結構白嶽に登っているのだが、なかなかお会いする機会がなかった。
ゆいまーるさんは、仕事前の駆け足登山だったようで、もう下山してきたところだった。
短い時間だったが、立ち話をさせていただく。
初めて会ったとはいえ、yashiさんから話を聞いていたこともあり、
まったく初めて会った気がしないのが不思議である。
山に熱く、知的で温かい雰囲気のゆいまーるさんだった。
また、会えることを楽しみに、お互いの向かう方向に歩き出す。
あとは、誰もいない静かな登山道。
登山口近くは風もあり、寒かったが、山頂近くになると案外風がなくなり暖かい感じだ。
しかし、だまされてはいけない。山頂前の鞍部を過ぎると、冬は別世界。
山頂前の広場で、上着を羽織り、登りを再開する。
案の定、鞍部を過ぎると、風の質が違う。
肌に痛い対馬特有の北西風が強く吹く世界だ。
西岩峰に着いて、360度の絶景を見渡すと、おっ、韓国がうっすらと見えている。
白嶽から見る韓国の影は地球の丸さの影響で、高く厚く見える。
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ゆいまーるさんが西岩峰にいた時間は、雲がかかり、韓国は見えなかったそうなので、
数時間で、天気は晴れに向かっていたようだ。
しばし西岩峰でただずんで眺めを楽しんだ。
それにしても今日の海はきれいだった。
空の青さと遠望がきく澄んだ空気の取り合わせが、
この色を出すのかなあと感じながら、眺めていた。
その後は、岩のテラスで昼食をとり、下山した。
山でのいい出会いの余韻に浸りながらの下山路だった。
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