段原の手前から見る大船山。ここからが一番いい形に見える。
ずいぶん、涼しくなった。
夕方まで時間がとれたので、大村から大船山に。
大曲発の大船山往復である。
朝7時、大曲は何台もの車がすでに駐車してあった。
ここから大船山に登るのは、2006年7月以来、6年ぶりだ。
黒く滑る笹道を進み、鉱山道をスガモリ越に進む。
前回のスガモリ越は吹雪の中だった。
この道を通った山登りの数々がいろいろと浮かんでくる。
子ども達とも三俣山に登ったなあ。
もう、7年前。
堂々とした三俣山の山腹にいつも見とれたものだ。
スガモリを越え、法華院温泉へ。
いつも使う登山靴はソール張り替えに出しているので、
今日は予備の登山靴である。
この予備が困ったもので、かかとから水が染みる代物である。
使い古して、穴が開いてしまったものだ。
今日は雨はないだろうとたかをくくって歩いていたが、
法華院温泉への下り道は、沢状態のところがある。
靴のかかとを濡らさないように慎重に歩く。
坊ヶツルを経て、大船山の登り口から、展望のない山道を黙々と歩く。
急坂があるわけでもなく、自然林と火山を感じさせる小石が並ぶ道は、
木々の緑も気持ちよい。
段原に近づくと、いきなり展望が開け、坊ガツルを中心とした山々が目に入る。
今日は坊ガツルは野焼きがあるらしく、煙が上がりだした。
野焼きと言っても、端っこをちょっと焼いただけで、防火帯作りかなと思うが、
それにしてもちょっとなのが不思議でもあった。
段原から15分ほどで、大船山へ。
山頂からの眺めは格別だ。
少しガスがかかってくるが、久住の山々はずっと見ていても飽きさせない。
阿蘇高岳や祖母山も山頂近くを雲の上に出している。
夕方までに福岡に行かねばならないので、30分ほど山頂を楽しんで、
下山することにした。
今日の山歩きでは、いろいろな人に質問をされた。
多かったのが、
「段原まで、後どれくらいですか?」
「大船までは、どのくらい時間がかかりますか?」
などである。
まあ、目的地が目に見えていて、自分の予想があって、
それに自信がないときに聞くのはわかるのだが、
まるで、どれだけかかるのかわからずに質問しているようで、
山登りのルートと時間を把握して登っていないのかと不思議に思った。
それじゃいかんじゃないか!山登りに対してなんて無知だ!
などと、少し興奮しながら歩いていると、
こんな質問が、
「もう、下りられているのですか。どんな花が咲いていましたか?」
「花・・・ですか。ええと・・・黄色いのがいっぱい・・・」
「あっ、それ、アキノキリンソウですよ。」
思わず、ずっと山に登っているのに、そんな名前も知らない
自分も無知であることを痛感する。
人のひとをとやかくいう前に自分をしっかり振り返らなければ。
山には謙虚が一番である。
帰りはスガモリ越から雨。
天気の読みも今日はちょっと甘かったかな。
毎回が勉強の登山である。
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