| 2010.11.21 白嶽(白岳) 夫婦で登る 洲藻白嶽登山口〜西岩峰〜岩のテラス〜洲藻白嶽登山口 距離約3.5km 累積標高差450m 荷19kg 時間約3時間半 |
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| 白嶽神社の銀杏の木が色づき、白嶽の姿に色を添える。 今日も妻と白嶽に行く。 が、前日、客があり、遅くまで飲んでいた。早起きできずに、遅いスタートとなる。 二人ともなんだか体が重い。 体調によって同じ山でも違う歩きになってしまう。 洲藻地区はすっかり秋の装い。 稲が刈りとられた田の縁にカラスウリが鮮やかなだいだい色の実をつけた。 鳥たちは冬を前に声をかけ合うようにして右や左に飛び交っている。 静かに佇む民家の裏から煙りがたなびき、風のない里に柔らかな陽が射すこの風景。 実りの秋にのみ訪れる昔ながらの安堵の風景である。 こんな風景に身を置くために、人々は寒い冬と暑い夏を耐えて生きているのかもしれない。 白嶽登山口のトイレがある駐車場には、大きな観光バスが一台。 「ということは、白嶽には韓国の団体が来ている・・・・」 二人で顔を見合わせる。 登山口からほどなく歩くと、団体の声が聞こえてきた。 韓国の団体登山者だ。次から次へと下りてくる。 頂上で一緒になることはなさそうなので、ほっとしたが、後から後から下りてくる。 数えてみると33人。全て女性だった。 すべて原色系のフリース等を身にまとい、颯爽と下山していった。
途中の登山道にテープが張ってある。
通らないようにという印である。 新しい踏み跡を作ってしまうと、雨の日にはそこから土が流れ、 道が荒れ、場合によっては近くの木を倒してしまうことになる。 山道は勝手に作ってはならない。 登山道という共有の道で登らせてもらっている意識はしっかり持っていたい。 山頂に登って、山並みを眺める。 多くの山の色が変わってきていた。 この後、対馬では多くの山の葉が落ち、山々ははげ山となる。 その最後の彩りをゆっくり楽しんだ。 と、山頂には、ん・・・?どうやら鹿のフン。 ええっ、この西岩峰に登ってきたの?
カモシカでもあるまいし、その鹿の行く末が心配になる。 岩のテラスで遅い昼食をとり、下山した。 登山口近くになると、何やら人の叫ぶような、歌うような声。 よく聞くと、 「なんまんだー、なんまんだー」 南無阿弥陀仏を唱える声だ。 登山口近くの滝で水に打たれながら、唱える人の姿が見える。 その声は、穏やかな秋をつんざくように遠くまで響き渡る。 一心不乱に怒号のように唱える声は、 谷中の空気を静まりかえらせ、緊張感で閉じこめられた空間を作り上げていた。 霊山、白嶽・・・ 島の人とともに生き続ける山である。 |
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